理事長あいさつ

 当鉄工団地は、本年創立50周年を迎えました。
この節目の年を迎えるにあたり、創立20周年(「1992年発行20年のあゆみ」)以降の当団地の30年の歩み及び、将来を見据えて、組合の方針、ビジョン等をまとめて記念誌に取り纏めました。
 この30年間を振り返りますと、バブル崩壊に始まった長期の不況と停滞があり、その後、サブプライムローン問題に端を発する金融危機と世界不況、また急激な円高や新興国の台頭などがあり、経営環境は大変に厳しく推移してきました。

 
 鉄工団地20年の歩みの記念誌の中で、30年前に青年部が1992年の6月に合宿研修をし、30年先の鉄工団地を創作した資料があります。今の現代にそのまま活用しても通じるような斬新で、素晴らしい内容です。その時の青年部のメンバーは、今や、社長や会長となっております。
 20年のあゆみの中の文章では、鉄工団地の名称の提案もしています。今年、鉄工団地もINOBECH協同組合に変更になりました。50年もたちますと、工場の老朽化、電力設備のひっ迫の問題、津波対応の避難タワー等、多くの問題が山積しています。本年度は高度化資金も改めて活用し工場のリニューアルを検討しています。
 組合の現在の姿は、20年の歩みの中で、青年部が予想していたとおりの姿に変わったでしょうか?
理想の団地組合として、思い描いた姿になれたのでしょうか?
30年経ち、現社長や会長となった今、思い描いた理想の組合は、未だ達成はされていませんが、これから先も当時の青年部の理想や夢、ビジョンに向け、全社長、青年部一致団結して、新たな一歩を踏み出してまいりたいと考えます。(今回、本誌で、2年前より計画書として具体的にまとめております。)
 ここ数年は新型コロナウイルスによる感染者増加、ロシアのウクライナ侵攻により原材料の高騰、円安等、世界経済は更に混沌としており、今後に不安を感じる状況ではありますが、当組合は、これまで、幾多の困難を乗り越えて今日に至った実績や信頼がありますので、組合企業は安泰であると思っております。これもひとえに関係各位のご指導・ご協力、諸先輩のご尽力、また各社社長様のこれまでの努力の積み重ねであり、心から敬意と感謝の意を申し上げます。
 これからも、INOBECH協同組合の成長、発展のため、全社長一体となって誠心誠意努めてまいりますので、今後とも、一層のご支援、ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

理事長 

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組合概要

名称 INOBECH協同組合
所在地 宮崎県延岡市大武町39-1
TEL 0982-35-6366
FAX 0982-35-6367
設立 昭和45年1月10日
資本金 111,850,000円
役員 代表理事:黒木保善 
副理事長:梶井崇之・田辺聖三 他、理事6名・監事2名
組合員数 22社
組合事業 共同金融事業 共同受電事業 
福利厚生事業
団地概要 土地面積:172,761平方メートル
建物面積:48,334平方メートル
関係機関 全国中小企業団体中央会
宮崎県中小企業団体中央会

沿革

  • 昭和43年
    現在地を団地建設地に採択。
  • 昭和44年
    延岡機械金属工業協同組合創立
    (認可申請)
  • 昭和45年
    延岡機械金属工業協同組合登記
  • 昭和46年
    延岡鉄工団地協同組合へ名称変更
    第一次高度化事業開始
  • 昭和49年
    団地竣工落成式
  • 昭和53年
    青年部発足
  • 昭和56年
    全国工団連より優良組合として
    表彰される
  • 昭和57年
    第二次高度化事業開始
  • 昭和58年
    労働衛生優良団体として
    労働基準局長より表彰
  • 昭和61年
    労働省より中小企業共同安全衛生改善集団として指定
  • 平成元年
    特定地域中小企業新分野進出等事業に取組む
  • 平成4年
    中国研修生11名受入れ
    (平成7年まで)
    v
  • 平成7年
    組合員企業土地名義変更について協議
  • 平成9年
    中小企業団体中央会全国大会
    宮崎にて開催
  • 平成10年
    青年部海外視察研修
  • 平成11年
    組合員企業より被覆アーク溶接の部
    日本一が誕生(現代の名工)
  • 平成12年
    人権啓発推進事業モデル事業に取組む
  • 平成13年
    情報化対応支援事業(電子会議化)
    への研修会開催
  • 平成14年
    ・青年部が、全国中小企業団体中央会より優良青年部として表彰を受ける
    ・献血運動推進全国大会にて、
    金色有功賞を受賞
  • 平成17年
    宮崎県機械技術センターと提携し、
    テクニカルフェローシップ制度を創設
  • 平成18年
    ・社長会海外視察(中国)
    ・国土交通省によるテレワーク実験を
    実施
  • 平成19年
    ・社長会海外視察(タイ・バンコク)
    ・全国中小企業団体中央会の
    Web構築支援事業を活用し
    ホームページを開設
  • 平成21年
    献血推進協力への功績を認められ、
    厚生労働大臣表彰を受賞
  • 平成23年
    機械要素技術展に出展
  • 平成28年
    ㈱エス・イーシーが組合加入
    組合カイゼン活動キックオフを宣言
  • 平成30年
    中小企業経営支援等対策費
    補助金交付決定
  • 令和4年
    INOBECH協同組合へ名称変更